気の入りやすさ、入りにくさ
様々な人に施術をしていると、気が入りやすい人と入りにくい人がいるように感じていました。私なりにその違いは何だろうと考えていたのですが、一つはその人の生き方(考え方)に依るのではないかと。物事を直感で捉えて本質を見ようとする人と、理由や理屈、目に見える客観的事象で判断しようとする人、といった違いです。シンプルに言うと頭で考え過ぎない人は入りやすい、考え過ぎの人は入りにくい。ちなみに私自身は今はこんな事していますが、絶対的に後者でした。
入りにくい人にも同じ施術効果を発揮するためには、どうすれば良いのか?どうアプローチすればその心の壁を越える事が出来るのか。私は対象となる人のタイプに応じた効果的な施術方法があるように勝手に考えていて、先日の東京のセミナーに参加した際に先生に聞いてみました。答えは「そんなものはない」。
先生曰く、「気の圧縮注入法はアプローチとしては絶対の治療法則に従っている。入りやすいとか入りにくいで施術側の姿勢を変える必要はなく、入りきるまでとことんやる、絶対に諦めないという、プロの治療家としての意識を持って向き合うことが重要(先生の表現は違っていたので私なりの意訳)」との事。
中々気が入っていかない時、自分の心の何処かで「ここまででいいや」って甘い線引をしていた事に気がついて、恥ずかしく思いました。気の圧縮注入法は、イメージ力が全てです。「そうなる」とイメージして悪い状態から良い状態へ導いていきます。施術側が諦めたら、そこまでなんです。凄くシンプル。改めて気づきました。
私が人生に悩んでいた二十歳の頃、とある人から頂いた言葉を思い出しました。
「全ては我(が)に在り」
出来る出来ない、満足不満足、良い悪い、多幸不幸。自分と周りをどう捉えるかは他の誰が決めるものではなく、他のどこかに答えがあるものではなく、全ては自分自身の中にあるものだと、20年以上経った今、そう捉えています。
これから相対する全てのお客様に対して、絶対に諦めずに、お互い納得するまでとことんお付き合いする事をここに宣言します。
出会いに感謝
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