幹細胞④「幹細胞とコスト」
前回、幹細胞は増やすという事は高コストだというお話に触れました。
どうしてそうなるの?というお話。
幹細胞移植が現れるまでにメジャーだった医療現場における「移植」と言えば、「生体肝移植」でしょうか。
移植後の拒絶反応を鑑みて、マッチングが重要だというお話は聞かれたことがあるかと思います。
幹細胞についても同じ、自身の幹細胞ではない(ドナー提供)ものを体内に入れる場合、身体が異物と判断すると排除しようとしてしまいますので、意図的に免疫(抵抗力)を抑え込むなどの配慮が必要になります。
そういったリスクを鑑みると、自分自身の幹細胞を増やして戻す、という考え方がベターなのでしょう。
そして、自身の幹細胞を増やすためには、体内と同等の環境(温度など)を維持する必要があります。
機嫌よく増えてもらうための「培養液」の用意と管理、それが大変なのです。
前回の記事で触れた数百万円というコストの背景にはこう言った事情がある模様です。
次回は最近の「幹細胞」に関わる市場の話題について触れてみます。
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